領収書と明細の取り込み
choai の中にチャットはありませんし、文章を書くモデルもいません。あるのは取り込みです。撮った領収書や、銀行・カードの明細、ほかの会計ソフトから書き出した CSV を、確かめるための仕訳にします。仕分けるのは TypeSafe のモデル Jev で、自分の鍵で OpenRouter 経由で呼び出すので、鍵を入れるまでは何も動きません。見せる前に書き込むことは決してなく、帳簿について尋ねたいことは、自分のエージェントに尋ねてください。
領収書は端末の中で読みます
写真は1枚でも10枚でも選べますし、カメラでその場で撮ることもできます。文字は各写真からブラウザの中で読み取ります。使う OCR のモデルは初回だけ約 45MB を取得し、以降は保存されたものを使います。スマホを横にして撮った写真も、領収書が画面の端に小さく写った写真も、向きを直し、文字のあるところを寄って見直します。
写真そのものは端末から出ません。外に渡るのは写真から読み取った文字で、行き先は一か所だけです。
Jev は仕分けるだけで、書きません
読み取った各行は Jev が仕分けます。TypeSafe のモデルで、選択肢の中から選び、それぞれの確からしさを答えます。文章は書けないので、Jev の言葉が帳簿に引用されることはありません。どの行が合計か、どれがお釣りか、どの勘定科目に入るか ── そしてどれだけ確かか、を答えます。
そのうえで、紙の記載どうしが辻褄を合わせなければなりません。信じる合計は、カードで払った額、お預りからお釣りを引いた額、税率ごとの対象額の合計と合うもので、Jev がいちばん合計らしいと見た行とは限りません。合わないときは、どの照合が合わなかったかをカードに書きます。
明細は CSV で読みます
銀行やカードの明細を CSV で書き出して ── ほかの会計ソフトから仕訳を書き出したものでも ── 入れてください。Jev が各列が何かを答えます。日付、摘要、出金、入金、ほかのソフトが書いた借方・貸方の科目。明細がどの勘定科目のものか、各行の相手科目がどれかも答えます。ただし先に帳簿そのものに尋ねるので、前に書いたことのある摘要は、前回と同じ科目に入ります。
そこから hledger の CSV ルールファイルを作り、hledger がそのルールで明細を読みます。だから数字は hledger のものです。帳簿にもうありそうな行 ── 同じ日、同じ金額 ── は、重複かもしれないと告げて、チェックを外した状態で示します。日本の銀行がいまも書き出す Shift_JIS も見分けるので、文字化けして読まれることはありません。
鍵はあなたのもので、ここから出ません
Jev は OpenRouter 経由で呼び出し、鍵はあなたのものを帳簿と同じくこのブラウザの中に置きます。鍵は openrouter.ai にだけ送られ、他のどこにも行きません。通り道になるサーバーがこちらに無いからで、それは同時に、こちらに読めるものが何も無いという意味でもあります。
渡るのは、それぞれの問いに要るものだけです。領収書なら、読み取った文字の行。明細なら、ファイル名、列の見出しと各列の値を数件、帳簿でまだ見たことのない行の摘要。どちらでも、勘定科目を選ぶための勘定科目の名前。写真も、明細のまるごとも、帳簿のほかの部分も渡りません。
提案するだけで、残すのはあなた
領収書も明細も「こういうテキストになります」という仕訳の形で示され、読めるかどうかを hledger に確かめさせたうえで、あなたが良いと言ったときにだけ残ります。確かな読み取りはそう言い、推測したところは何を推測したかを言うので、確かなものは一押しで入り、残りは待たせても、印を付けたまま入れて後から検索で見つけても構いません。
日本版では、同じ読み取りが消費税の税率ごとの金額も示し、各行に税区分のタグを付け、適格簡易請求書の記載事項を満たしているかを照らし合わせます。欠けているものは、あるものと見なさず名前を挙げて示します。
帳簿について話すなら
ブラウザを操作できるエージェントを持ち込んでください。このアプリは window.choai を公開しています ── すべての報告、すべての検索、仕訳を提案するすべての方法です。describe() は、エージェントが何を呼べて、誰かの帳簿でそれをどう使うべきかを伝えます。帳簿から答えること、残す前に提案すること、提案と同じ一手で残さないこと。
会話の相手は、あなたがすでに信頼しているエージェントで、その規約のもとで話します。帳簿に触れるのは、画面が触れるのと同じやり方だけです。
費用について
Jev に送った分に対して OpenRouter が請求する額で、請求するのも OpenRouter です。領収書1枚あたりにすれば1円にもならず、明細は見たことのない摘要の数だけ少し増えます。こちらで上乗せするものも、受け取るものもありません。